- ひとつのことを極めるにはどうしたらいいのだろう・・・
- 人間として向上していくには何をしていったらいいのだろう・・・
- 自分を高めてくれる人や仕事に出会うにはどのようにすればいいのだろう・・・
こんな悩みをもってる人は多いのではないでしょうか。
こういった悩みを解決することを、「ニーチェ先生」が著書「超訳 ニーチェの言葉、編訳 白取春彦」で教えてくだせっていますのでご紹介します。
「ニーチェ先生」は、今日からたった1つのことを意識するだけで、驚くほど人生が変わってきますよ!と言われています。
そのたたった1つのこととは、
- 高めるために捨てる
ということです。
実際、「ニーチェ先生」自身も、自身の哲学を大切にされ数々の実績を残されています。
- ドイツの哲学者。1844年にプロイセン王国領ゼクセンに牧師の子として生まれる。
- 24歳でスイス・バーゼル大学の古典文献学の教授となる。1872年に処女作「悲劇の誕生」を発表。
- 1879年に大学を辞し、十年に及ぶ漂泊の中で執筆活動を続けるが、1889年に精神が崩壊、1900年にワイマールに没した。
- ヨーロッパ思想への痛烈な批判など、その鋭く独自の思想により、ハイデッガーをはじめとする二十世紀の哲学思想に大きな影響を与えた。
では、「ニーチェ先生」の教えを具体的に見ていきましょう。
そして後半は、ブチネコ太郎が陰陽太極図(詳しくは「陰陽太極図とは?」参照)を見ながら、なぜ「ニーチェ先生」の考えにものすごく感動したかをお伝えしたいと思います。
それでは、今日も少しでも幸せになるために、元気にいきましょう!
【ニーチェ先生】自分を高めるために、今日から始めるたった1つのこと!
ニーチェ先生は、自分を高めるためには
- 高めるために捨てる
ことだと言われています。
なぜなら、人生の時間には限りがあるからです。
人生はそれほど長いものではないのです。
誰しも夕方に死が訪れても何の不思議もないのです。
だから、わたしたちが何かをなすチャンスは、いつも今この瞬間にしかないのです。
そして、その限られた時間の中で何かをなすには、何かから離れたり、何かをきっぱり捨てなくてははならないのです。
しかし、ニーチェ先生は実際には、「何を捨てようかと悩んだりする必要はない」と言われています。
なぜなら、
- 懸命に行動しているうちに、不必要なものは自然と自分から離れていく
からです。
あたかも、黄色くなった葉が樹木から離れるかのように。
そうしてわたしたちはさらに身軽になり、目指す高みへとますます近づいていくことになるのだとニーチェ先生は言われています。
人生の時間には限りがあることだけは決まっています。
だからこそ、「自分を高めることは捨てること」であり、それが「自分の人生の時間を悔いなく生きること」にも繋がってくるのです。
【ブチネコ太郎】自分を高めるの中にある「捨てる」と「残る」
ニーチェ先生の、「自分を高めるためには捨てること」という考え方を聞き、ブチネコ太郎は人生を向上させたい人にとってものすごく役にたつ考えだと思いました。
そこで、ニーチェ先生の考え方を基に、「捨てる」と「残る」の関係を、陰陽太極図を使って深掘りしてみました!
自分を高めるの陰陽太極図
陰=捨てる、陽=残る
まず、「自分を高める」を、「陰=捨てる」と「陽=数をとる」にわけてみます。
人生を高めるの中で、「陰」の「捨てる」は、とにかく「数をとる」ことです。
例えば、
- とにかくいろいろな仕事をしてみる
- とにかくたくさんの人に会ってみる
- とにかくいろいろな学問を学んでみる
などです。
とにかくやみくもに「数をとる」ので、高まるものもなく、自分に合うものもないので、数をとったものの、どんどん自分からはがれ落ちて、どんどん捨てるものの数も増えていきます。
では反対に、
自分を高めるの中で、「陽」の「残る」は、「数をとる」の中から出てくる「クオリティー」のことです。
例えば、
- とにかくいろいろな仕事していたら、文字を書く仕事だけが残った。
- とにかくたくさん人に会っていたら、50代女性の応援者が増えた。
- とにかくいろいろな学問を学んでいたら、文字の美しさに心惹かれる自分に気づいた。
などです。
とにかくやみくもに「数」をとっては「捨てる」をあきらめずに続けていると、その「数」の中から「残る」ものが、あなた自身の真の「クオリティー」なのです。
陰中陽=挑戦、実験 ⇒ 痛み、悲しみ、失敗
では次に、
「捨てる(数)」を「残る(クオリティー)」につなげる時に役立つ、「陰中陽」というものがあります。
ここでの「陰中陽」は、
- 挑戦、実験
- そして、痛み、悲しみ、失敗
です。
大自然の法則で言えば、ただ「数」をとっていれば、必ず「クオリティー」につながっていきます。(これは大自然の絶対法則です。)
しかし、人間には感情がありますので、ただただ樹木のように、春夏秋冬、周りがどんな環境になっても、変わらずに成長を続けるということはとても難しいのです。
人が「数」をとることを続けるには、「新しい自分を見てみたい!」という「挑戦」と「実験」の気持ちが必要です。
しかし、「数」をとることを続けていても「成果」も「高み」も見えないと、人は「痛み」「悲しみ」がでてきて、自分は「失敗者」だという気持ちになってきます。
しかし、そこがポイントなのです!
- 「痛み」「悲しみ」「失敗」という気持ちが出てきた時に、あともう少しだけ続けていくと、今まで「数」をとってきた中から「クオリティー」がにゅーっと浮いて出てくるのです。
まとめると、
- 新しい自分を見てみたいという「挑戦」「実験」の気持ちで「数とる」
- しかし、「数をとる」ことを続けていても、成果も高みも見えないと、「痛み」「悲しみ」「失敗」の気持ちがでてくる
- しかしそれでも我慢して「数をとる」ことを続けていると、もうだめだ、やはり自分には高みなんて見えないと思って真っ暗になったその中に、ぽっと小さな光が見えてくる
- その小さな光こそが、あなたの中に「残る」もので、あなたを高みに導いてくれる「クオリティー」
なのです。
陰陽太極図おまけ「陽中陰」
では、ここでちょっと「おまけ」の話。
「捨てる(数)」を「残る(クオリティー)」につなげる「陰中陽」があったように、反対に、「残る(クオリティー)」を「捨てる(数)」につなげる「陽中陰」というものもあります。
ここでの「陽中陰」は、
- 安定、保守
- そして、心地よさ、嬉しさ、成功
です。
一旦「数」の中から「クオリティー」が見つかると、自分を高める方向性も見え、充実感が生まれてきます。
そうすると、自分自身の状況は「安定」して、「心地よさ」「嬉しさ」「成功してる」という意気持ちがでてきます。(これはとてもいいことです!)
しかし、「クオリティー」はいつも「数をとる」ことからしか生まれてきません。
一旦見つかった「クオリティー」によって保守的になりすぎて、「新しい自分を見てみたい!」という挑戦する気持ちを失うと、陽の「クオリティー」はバランスを崩し、やがて陰の「数をとる」に戻ってしまいます。
そうなると、またイチから「数をとる」をしないといけなくってしまうのです。
そうならないためにも、一旦「クオリティー」が見つかった後も、常に「挑戦」する気持ちを失わず、一旦見つかった「クオリティー」の中でさらに「数をとる」ことで、さらなる高みを目指すということが次に大切となってくるのです。
以上おまけでした。
「自分を高める」 まとめ〈アクションプラン〉
- 自分を高めるために捨てる
ニーチェ先生の考え方を今日からとりいれてみましょう!
そして、そのためには
- 人生の時間には限りがある
- だから、その限られた時間の中で何かをなすには、「捨てる(数)」の中から「残る(クオリティー)」を見つける
- そして、「数をとる」という挑戦の中で、「痛み」「悲しみ」「失敗」という気持ちが出てきたもう少し先に、あなたの真の「クオリティー」がある
ぜひ、自分で自分を幸せにするために「自分を高めるために捨てる」という考え方を自分自信にとりいれてみましょう!
「自分を高める」おまけ
自分の人生に後悔をしたくないなら、とにかくいろいろやってみよう!
とにかく「数をとる」をやってみよう!
そうすると、「数をとる」前以上に、自分の人生がきっとぐちゃぐちゃにコンガラガっちゃうでしょう!
けどねー!このぐちゃぐちゃがとっても大切!
大切な自分の答えはいつも、「複雑」の中から出てきた「シンプル」の中にあるからねー!
毎日そう信じながら、こつこつ「数をとる」ブチネコ太郎なのです!
⇒ニーチェ先生 著書「超訳 ニーチェの言葉、編訳 白取春彦」