- お金持ちになりたいけど、どうしたらいいかわからない・・・
- お金持ちになる情報を本やネットで集めるけど、実際には使えていない・・・
- 会社で結果を出しているのに、収入が上がらない・・・
こんな悩みをもってる人は多いのではないでしょうか。
こういった悩みを解決することを、「山口陽一先生」が著書「新しい時代のお金の教科書」で教えてくださっていますのでご紹介します。
「山口陽一先生」は、なぜあなたがお金持ちになれないのか?その明確な理由を1つ示されています。
そのたたった1つの理由とは、
- そもそも、あながた「お金とは何か」をわかっていないから。
と言われています。
また、
- お金の正体を知れば、お金持ちになれ、お金からもっと自由になることもできる。
と言われています。
山口揚平先生は、物事の本質を追求することを大切にされ、数々の実績を残されています。
- 実業家・思想家。早稲田大学政治経済学部卒、東京大学大学院卒業。専門は貨幣論、情報化社会論。
- 1990年代より、ダイエーやカネボウなどの大型M&A(企業買収)に関わる。
- 30歳で独立し、宇宙開発から劇団経営まで複数の事業を運営するかたわら、執筆、講演活動を行っている。
- 著書に「デューデリジェンスのプロが教える 企業分析力養成講座」「そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか」「なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?」「10年後世界が壊れても、君が生き残るために今、身につけるべきこと」等がある。
では、山口揚平先生の教えを具体的に見ていきましょう。
そして後半は、ブチネコ太郎が陰陽太極図(詳しくは「陰陽太極図とは?」参照)を見ながら、なぜ山口揚平先生の考えにものすごく感動したかをお伝えしたいと思います。
それでは、今日も少しでも幸せになるために、元気にいきましょう!
【山口揚平先生】お金の正体を知れば、あなたはお金持ちになれる
お金とはなにか?お金の正体とは?
山口先生は、そもそも多くの人は「お金とは何か」をわかっていない。
そのため、「お金の正体」を知れば、お金持ちになれ、お金からもっと自由になることもできると言われています。
そこで、今から山口先生の言われる「お金の正体」を紹介していきます。
しかしそのためには、前提条件として「人間とはどんな生物種なのか」と「お金の起源」を知る必要がありますので、まずそちらを先に紹介していきます。
人間とはどんな生物種なのか
では、「そもそも人間とはどんな特徴を持った生物種なのか?」ということからお伝えします。
山口先生は、
- 人間とは、分業と取引によって栄え、「違い(個性)」と「社会」によって補完しあうことを選択した種である。
と言われています。
ちょっと難しいので、もう少し具体的に説明すると、
- 人間は、力が強い、足が速い、数字が得意、裁縫が得意など、才能や性質が違うことこそが価値となっている。
- そして、違う才能や性質を持った人同士が、社会の中で共存し、分業し取引することによって人間は繁栄している。
(だから自分が生産していなくても、きれいな水は水道から出てくるし、スイッチを押せば電気はつくし、朝食にトーストを食べてコーヒーを飲むことができる。) - そして人間は、そのことによって種の絶滅を防ぐという生き残り戦略を選択した生物種なのです。
お金の起源
では次に、「お金の起源」についてお伝えします。
山口先生は、
- お金は「記帳」を起源に始まった。
と言われています。
もう少し具体的に説明すると、
- そもそも人は、違う才能を分業し取引することで繁栄してきました。
(例えば、魚を捕るのが得意な人と、木の実を集めるのが得意な人は、お互いに持っている物を交換することで生活を便利にしてきました。) - そして、交換が活発になってくると、お互いに持っている物を交換する時に、リアルタイムに欲しいもの同士を交換するのは効率が悪くなってきました。
- そこで、「あげたもの」「もらったもの」「価値」「数量」などを記帳して、現物がリアルタイムになくても交換をするようになってきました。
- この効率よく物を交換するための「記録システム」が「お金の起源」なのです。
お金とはなにか?
ではいよいよ、「お金とは何か?」についお伝えします。
先ほど、効率よく物を交換するための「記録システム」が「お金の起源」だとお伝えしました。
そして、「記帳システム」により、現物がリアルタイムになくても交換ができるようになるには、ある要素が絶対に必要となってくるのです。
その要素とは何かと言うと、
- 記帳システムの記録と目の前の人を「信用する」ということ
です。
この相手を「信用する」ということが、人間が取引と分業を中心に発展してきた理由なのです。
では、お金とは何かというと、
- 「個人」ではなく「国」が信用の土台」となっている。
- そして、その「信用」が紙幣や硬貨などの形で「外部化」されている。
- そのため、個人の信用という人間味のある「信用」がなくても、匿名でシステマティックに流通をすることが出来る。
つまり、お金の正体とは、
- 「外部化された信用」(譲渡可能な信用)」
なのです!
そして、このお金という「外部化された信用」によって、人間は、記帳システムに比べて、広い範囲で分業しながら取引をするこが出来るようになったのです。
なぜあなたはお金持ちになれないのか?
では、最後に「なぜあなたがお金持ちになれないのか?」をお伝えします。
あなたがお金持ちになれない理由!それは、
- あなたが「信用を貯めておく譲渡可能な箱」を持っていないから
です。
先ほどお金の正体は「外部化された信用(譲渡可能な信用)」だとお伝えしましたが、なぜ「信用を貯めておく譲渡可能な箱」をもっていないとお金持ちになれないかといいますと、
- 「信用のある価値」を貯めて育てる箱を持っていないと、お金に換えられる信用をたくさん持つことができないから。
- そして、「信用のある価値」は貯めるだけではなく、その箱自体を誰にでも「譲渡可能」にしておかないと、貯めた「信用のある価値」を最後にお金に換えることができないから。
です。
実際に現実の世界を見渡すとサラリーマン社長はどんなに大企業の社長でもお金持ちにはなれないのです。
その理由は、どんなに社長として大きな価値を箱の中で創り出しても、その信用の「箱」自体をサラリーマン社長はもっていないからです。
実際にその会社の信用の箱を持っているのは、その会社を最初に作った「起業家」です。
では、「起業家」がどのようにしてお金持ちになっているかを具体的に説明しますと、
- まず、会社という箱を作る。
- 次に、その会社(箱)の中に「価値」を創り、それを「譲渡可能なもの(株)」と結びつけて事業を作る。
- そして、その会社(箱)の「信用」をあげ、株の「価値」をあげる。
- すると、会社(箱)の中の株は、多くのお金と交換できる財となってくる。
- 最後に、その箱を譲渡してお金に換える。
この仕組みがわかると、世界のお金持ちのほとんどが起業家、創業者から生まれるという理由がわかります。
つまり、あなたが金持ちになれない根本的な理由は、あなたが頑張っていないからでも、能力がないからでもなく、「あなたが信用を貯めておく譲渡可能な箱を持っていないから」なのです。
【ブチネコ太郎】人間という種の特徴である「個性」と「社会」のバランスを取り戻す《+お金持ちになる》
どうやったら人間という種は、お金と共に幸せになることができるのか?
山口先生は、「お金の正体は、外部化された信用(譲渡可能な信用)」で、あなたがお金持ちになれないのは、「信用を貯めておく譲渡可能な箱を持っていないから」と言われています。
この考え方を聞いて、ブチネコ太郎は「ものすごくお金の本質をついている!」「1人でも多くの人に知ってもらいたい!」と強烈に感動しました!
そして、今回ブチネコ太郎は、「お金とは何か?」を知りたくてこの本を読み始めましたが、山口先生の本を読み進めると「お金の正体」のさらに奥にある違った「課題」にもどんどん興味がでてきました。
その課題とは、
- 人間という種は、現在の資本主義社会の中で、どうやったら本来の特徴である「個性」と「社会」のバランスを取り戻すことができるのか?
- そして、どうやったら人間という種は、お金と共に幸せになることができるのか?
ということです。
ブチネコ太郎はいつも通り、「陰陽太極図」を使ってこの課題について考えてみました。
そして今回は、引き続き山口先生の言葉をお借りしながら、陰陽太極図を使ってこの課題についての考えをお伝えしていきたいと思います。
人間という種の特徴の陰陽太極図
まず、「人間という種の特徴」を、「陰=個性」と「陽=社会」にわけてみます。
人間という種の特徴の中で、「陰」の「個性」は「言葉や行動から感じとれるその人の才能」だったりするのです。
例えば、「愛情のある発言」「約束を守る行動」「文章を書くのが得意」などで、その人の才能はいろいろな経験の積み重ねの中から創造されてきます。
では反対に、
人間という種の特徴の中で、「陽」の「社会」は、「それぞれ違う才能を生かして、人と人とがつながること」だったりするのです。
例えば、
「コーヒー豆を作る才能がある人もいれば、コーヒー豆を焙煎する才能がある人もいるから、美味しいコーヒーが飲める。」
「話をするのが好きな人もいれば、話を聞くのが好きな人もいるから、楽しい場ができる。」
など、いろいろな才能があるからいろいろなつながりができてくるのです。
そして、「陰=個性」側から「陽=社会」とつながる「陰中陽」は、
- 人を信じる心
だったりするのです。
例えば、
- 「○○さんは誠実だから取引しよう」という信じる気持ち
- 「○○さんが大切にしていたものだから大切にしよう」という共感する気持ち
- 「○○さんの作った服はとても素敵だ」という承認する気持ち
など、目の前の人を信じて認めることで、人とつながり分業し取引するようになるのです。
そして、目の前の人を信じて、人と行うモノやコトのやりとりは、物語をもった有機的であたたかいつながりとなって「社会」を創っていくのです。
では反対に、「陽=社会」側から「陰=個性」とつながる「陽中陰」は、
- お金
だったりするのです。
「個人の信用」ではなく「国の信用」を土台とした「外部化された信用であるお金」の発明により、目の前の人同士の信用を取引ごとに作らなくてよくなりました。
そのため、「社会」はよりたくさんの「個性」とつながることができるようになり、取引の規模はどんどん拡大していきました。
そして、現在では、お金が数字という世界共通言語であるという特性から、取引の規模は、地域から国、国から世界へと広がっています。
そして、人類という種は
- 陰=個性
- 陽=社会
- 陰中陽=人を信じる心(物語をもった有機的であたたかいつながり)
- 陽中陰=お金(数字であらわされた無機的で冷たい取引)
のバランスの中で生存をしているのです。
「お金」による、「個性」と「社会」のバランスの崩れ
しかし、現在の「資本主義社会」では、「お金」の力が大きくなりすぎて、人間と言う種の特徴である「個性」と「社会」のバランスは崩れしまっているのです。
なぜなら、お金は、
- 数字で表せるという特性から、全てのモノやコトを数字で表せる金融商品に換えてしまうという性質
を持っているからです。
そのため、お金さえあれば、パスポートも、角膜も、排気量も、結婚も、離婚も、遺伝子も、世の中のほぼ全てのものは、知らないもの同士でも取引できるようになってしまっているのです。
その結果、目の前の人を信じてモノやコトをやりとりする「物語をもった有機的であたたかいつながり」は、個人の信用のいらない「数字で表される無機的でつめたい取引」にどんどん換わってきてしまっているのです。
人は、それぞれの「個性」を生かしながら、信用により他の「個性」とつながるために「お金」というツールを作りました。
しかし現在では、そのつながりを作るためのツールである「お金」の画一化の力が、人の「個性」を殺すようになってしまっているのです。
資本主義社会がどんどん発達して物質的には豊かになっているのに、多くの人がどんどん生きづらくなっていると感じているのは、この人間という種のもともともつ特徴のバランスが崩れてしまっていることが関係していると考えられます。
新たな「個性」によって、「個性」と「社会」のバランスを取り戻す
では、私たちはどうやって、「個性」と「社会」のバランスを取り戻していったらいいのでしょうか?
まず、「今の資本主義は間違っている!」と「お金」を否定することは、私たち個人がするべきことではないでしょう。
なぜなら、
- お金による「数字で表される無機的でつめたい取引」は、人との取引を増やし便利にする長所と、人間関係を薄くする短所を持っている。
- 信じる心による「物語をもった有機的であたたかいつながり」は、人気関係を濃くする長所と、人との取引を限定する短所を持っている。
- つまり、現在は「お金」と「信じる心」の両方により「個性」と「社会」のバランスをとっているので、「お金」を否定することも人間という種の特徴である「個性」と「社会」のバランスを壊すことになる。
からです。
では、私たち個人は、どのように「個性」と「社会」のバランスを取り戻していったらいいのでしょうか?
それには、
- 個人が新たな個性を発揮して、「新たな有機的であたたかいつながり」を創ること。
が大切になってきます。
そのためには、個人が今の生活とは別の「時間」を確保して、いろいろな経験をすることで少しずつでも「新たな個性」を創ることが必要になってくるのです。
そして、その「新たな個性」を使って「社会」と「新たな有機的であたたかいつながり」を創り、その有機的なつながりの中から「お金」を生み出せるようになることが、「個性」と「社会」のバランスを取り戻す近道になるのです。
では、具体的にどうしていったらいいかといいますと、
- まず、全ての個人が「信用を貯めておく譲渡可能な箱」を持ちましょう!
現代の世の中では、株式会社なんていうたいそうな箱を持たなくても、「今日から」「お金をかけずに」個人で「信用を貯めておく譲渡可能な箱」を簡単に作れるようになっています。
例えば、今ブチネコ太郎が書いている「ブログ」もその箱のひとつです。
- ブログという箱を作る。
- 箱の中に記事を作り、広告や商品とつなげる。
- 人に役にたつ記事をたくさん書き価値をあげる。
- 記事の価値により信用を得て、信用からお金を生み出す。
- 最後はブログと言う箱を譲渡してお金に換える。(ブログを売却するよりも、信用を資産にしてお金を生み続ける方が個人的にはいいと思いますが。)
とにかく、全ての個人がどんなものでもいいので「信用を貯めておく譲渡可能な箱」を持ってみましょう!
そのうえで、もっと多くの個人がいろいろな経験をすることで「新たな個性」を発揮して、目の前の人と物語をもった有機的であたたかいつながりを新たにどんどん創っていきましょう!
そうすることで、個人の力はそれほど大きくはなくても、多くの人が新たに作った有機的なつながりが、やがて社会全体をも有機的なつながりに変えていってくれるでしょう。
そしてその時には、人間という種の特徴である「個性」と「社会」のバランスがとれてきて、人間という種が「幸せ」を感じる新しい世の中が多くの人の目の前に現れてくるでしょう。
そのために大切なものが、個人1人1人が創る、「新たな個性」と「新たな有機的であたたかいつながり」なのです。
「お金の正体を知る《+お金持ちになる》」まとめ〈アクションプラン〉
「お金の正体を知れば、お金持ちになれ、お金からもっと自由になることもできる」
山口先生の考えを取り入れ、今日から実行してみましょう!
具体的に言うと、
- お金とは「外部化された信用(譲渡可能な信用)」。
- そして、あなたがお金持ちになれないのは、あなたが「信用を貯めておく譲渡可能な箱」を持っていないから。
- さらに、今の世の中は、お金の力が強くなりすぎて、人間と言う種の特徴である「個性」と「社会」のバランスが崩れてしまっている。
- そのため、個人が「新たな個性」を発揮して、「新たな有機的であたたかいつながり」を創り、バランスを取り戻すことが大切。
ぜひ、自分で自分を幸せにするために「お金の正体を知り」行動を始めてみましょう!
「お金の正体を知る《+お金持ちになる》」 おまけ
ブチネコ太郎は、お金持ちになるためにはお金の理解が必要だと思い、山口先生の「新しい時代のお金の教科書」を読み始めたました。
しかし、この本からはお金の理解だけでなく、お金を通じて「人間とは何か」「幸せとはなにか」について本当にたくさんのことを学ばせていただきました。
(山口先生に激烈感謝です!)
人間は、モノやコトがたくさん動くことで豊かにはなっていきます。
しかし、モノやコトがたくさん動くだけでは人間は幸せにはなれないのです。
なぜなら、人間の幸せは、モノやコトがたくさん動く中での、人と人との「つながりの物語」から生まれているからです。
特に、生命の安全が守られている日本では、「つながりの物語」に対して「どのように感じるか」がないと、人間の幸せが見えてこないんではないでしょうか?
そんなことを、「お金の正体」という無機質なものを通じて痛感させていただきました。
では、気合が入りすぎて長文になりましたので、クールダウンのために大好物のガリガリ君梨を食べますね!